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このサイトについて

概要

学習指導要領がいわゆる「新課程」に改訂されたことにより、センター試験の数学で出題される分野にも変更がありました。

数学Bにおいて、受験生のみなさんは以下の4分野から2つを選んで解答します。

しかし、このうち「数値計算とコンピュータ」「統計とコンピュータ」(これらをまとめて「コンピュータ関連科目」と呼ぶことがあります)は授業で扱わない学校が非常に多く、この分野を扱った高校生向けの参考書もほとんどありません。

つまり、形式上選択問題とされてはいるものの、多くの受験生は「ベクトル」と「数列」の選択を余儀なくされ、実質必修問題となっているのです。

確かに、国立大学の2次試験や私立大学ではコンピュータ関連科目が出題されることはない(*1)ので、「ベクトル」や「数列」の学習に力を入れ、センター試験もそれを選択するのが(理系の受験生にとって)効率がよいといえます。

しかし、センター試験でしか数学Bを必要としない文系の受験生もいます。そして、その中には「ベクトル」が苦手な方も少なくないでしょう。そのような方には「統計とコンピュータ」がおすすめです。

実は「統計とコンピュータ」は表やグラフを読み取ることさえできれば、後は小学生レベルの算数と平方根(√)の計算だけで解けてしまいます!

ところが、先ほども述べたように「統計とコンピュータ」は高校では習いませんし、参考書にも載っていません(*2)。そのため、皆さんがお持ちの本で参考になるのは教科書くらいだと思います。

大学生用の参考書でしたら、統計学のものはたくさん出版されているのですが、センター試験対策に使えるような本はありません。

そこで、「統計とコンピュータ」を数学が苦手な方でも分かるようにやさしく説明するをモットーに、このWebサイト「Webで学ぶセンター試験数学−統計とコンピュータ」を立ち上げました。

数学が苦手な方でも難なく読めるように、以下の点を意識しています。

このサイトの守備範囲

守備範囲

 ただし、このサイトで勉強しただけでは練習量が足りないので、センター試験 数学II・数学Bで第5問(統計とコンピュータ)を選択しようと考えているのであれば、最低でもセンター試験の過去問は解いて下さい。さらに、高得点を目指すのであれば、予備校のセンター模試の過去問が出版されているので、それを1冊(河合塾やZ会のものは8回分載っていました)取り組むのがよいと思います。

大学入試センター試験過去問レビュー数学1・A、2・B 200 (2009) (河合塾シリーズ)センター試験過去問研究 数学I・A/II・B [2009年版 センター赤本シリーズ]マーク式総合問題集数学2・B 2009 (2009) (河合塾シリーズ)大学入試センター試験実戦問題集数学2・B 2009年版 (2009) (大学入試完全対策シリーズ)大学入試センター試験実戦問題集数学2・B 2009年版 (2009)

守備範囲外

 学習指導要領(新課程)や教科書(新課程)には数学Cに「統計処理」という分野が載っていますが、これを入学試験の出題範囲とする大学は(私の知る限りでは)存在しないので、このサイトではカバーしていません。

 ほとんどの受験生には入試に出題されない分野を勉強する時間がないと思いますが、どうしてもこの分野を勉強したい方は、教科書や赤チャート(白・黄・青には「統計処理」が載っていないので注意)などを利用してください。


*1: 慶応SFCのように、「数値計算とコンピュータ」を入試の数学で出題する学校もごくわずかに存在します。

*2: このサイトのトップページで紹介している「高校数学公式活用事典」や「スバラシク強くなると評判の元気が出る数学B―新課程」などはコンピュータ関連科目を扱っている貴重な参考書です。


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